Vocal Trio OCCURSUS
ヴォーカル・トリオ・オックルスス~3人の女性による中世の音楽

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2024年06月29日

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Occursusは ‟出会い”を意味するラテン語で、中世の有名な修道士・音楽理論家・教育家のグイド・ダレッツォが残した「ミクロログス(音楽小論)」の中に現れる音楽用語でもあります。単旋律の聖歌に第2の声(オルガヌム)を付ける時に、フレーズの最後で2つの音が出会い1つ(ユニゾン)になることを彼はこのように名づけたのでした。 私たちVocal Trio OCCURSUSは、中世の教会音楽に魅せられ出会った3人組です。響きの豊かな聖堂の中で歌われた単旋律の聖歌から自然と聴こえてくる第2第3の音、また持続する響きと旋律の間に生じるハーモニー、そうしてうまれたであろうポリフォニー(多声音楽)作品。何百年も前にうまれたそんな素晴らしい音楽に写本を通して出会い、奏でることで古の遠い地の音楽を現代のこの日本でみなさんと共有できますようにと歌い始めました。当時の写本に残された楽譜を読み、響きの豊かな教会での演奏に相応しい発声やハーモニーを求め学びつつ声を合わせています。 デビューコンサートとなる今回は、聖母マリアの祝日のミサで歌われるグレゴリオ聖歌と、その単旋律の聖歌から生まれた2声・3声のポリフォニー、旋律をさらに美しい言葉で飾るトロープス、その両方を兼ね備えたモテットなどなど、中世教会音楽の特色をたくさんご紹介するプログラムとなっています。モンセラートの朱い本、ラス・ウエルガス写本、フィレンツェ写本などに書き残された700年以上の時を超える美しい祈りの音楽にぜひ出会いに来てください。