【11/1(土)】C.T.T.京都 vol.125

「C.T.T.」とは、Contemporary Theater Trainingの略で「現代演劇の訓練」を意味する試演会の場です。今回は2組（Dance巣食う、REFUGIA）がおよそ30分の作品を連続で上演します（＊上演順未定）。

●Dance巣食う
『巣食うを巣立たせる（仮）』

演出・出演：Dance巣食う

・Dance巣食う
『Dance巣食う』は、ダンサーによる、ダンサーのための、ダンスを練習しダンスを学びダンスについて話し合う場です。2024年5月に京都の若手ダンサーを中心に結成されました。現在は、年齢経験問わず、ダンスの場を作りたい人や参加したい人が出たり入ったりしています。

・上演する理由・目的
2025年度、Dance巣食うは「フリー素材」化を試みました。あらゆる人は自由にDance巣食うを名乗り、Dance巣食うの名のもとに企画を立ち上げることができます。
個人が容易に思想を発信できる現代。固定のメンバーがいない「フリー素材」的共同体は、いかにして思想を生み出すのか、そんなものはないのか。不特定多数の個人がDance巣食うを構築・運営してきた時間と、その過程で生じた困難について、上演を通して再考します。

・推薦文（丸井重樹）
京都の若手アーティストに新たな"動き"。演劇人による「西陽」、そして今回登場してくれる、ダンサーによる「Dance巣食う」。いずれも公演のみならず、ワークショップや講座を企画するなど、自ら学び・動くコレクティブとなっている。その事自体、珍しくはないけれど、いつの時代もこういった"動き"は応援したいし、長く継続してほしい。機会が合わず公演を観ることは出来ていないけれど、勝手に期待しています。

●REFUGIA
『BORING ALONE』

作・演出：久野泰輝
出演：大谷朋也、桑木陽彩、鈴木嵩久、久野泰輝

・REFUGIA
演劇を軸にした企画レーベル。遊びやゲーム、イベントをヒントに、「公演」という形式や「劇場」という場所にとらわれない、新しい演劇の可能性を実験しています。これまで、「アヤしい集会」を模した会場で観客と交流する『《ホモ・プレカリアス》のひみつの集会』や、「TV番組の撮影現場」という設定で観客やスタッフを作品に巻き込む『明日のバラエティ』などを上演。観客との関係性から作品の構成を考えるスタイルが特徴です。

・ねらい
「《プレカリアートの演劇》を作ること」が本作の狙いです。孤独と退屈が深まる不安定な世界で正気を保つためには、結局、人との繋がりが大切なのだろうと思います。そんな当たり前のことを言葉の塊にして反抗的に放り投げる、「ホープパンク悲喜劇」を目指します。ボウリングのピンやボール、プレイを眺める友達になったつもりでご覧ください。何か感じるものがあれば、心の中で「ストライク！」と一緒に叫びましょう！

・推薦文（岡田眞太郎）
観客と出演者との関係、ひいては人と人との関係はいくつかのタイプに分けることができます。この関係のタイプを演劇の型とみなし、さまざまな型を駆使することで、観客を気づかぬうちに変化させる、あるいは観客とともに自身を変えていこうとする。以上が団体紹介文にもあがっている2作品を僕が体験して感じた印象です。型自体の独創性もそうですが、特に型と型のつなぎに企みの面白さを感じられたらと期待しています。

●上演日時
2025年
11月1日（土）19:00
11月2日（日）14:00
＊受付開始・開場は開演の30分前

●会場
左京東部いきいき市民活動センター 集会室
（京都府京都市左京区鹿ケ谷高岸町3－2）

●チケット料金
予約1200円
当日券1500円
＊すべて当日窓口精算

●主催
C.T.T.京都 事務局
京都市左京東部いきいき市民活動センター

●C.T.T.京都 事務局
杉山準（NPO劇研／演劇プロデューサー）
田辺剛（劇作家・演出家／下鴨車窓 代表）
丸井重樹（演劇制作者／THE GO AND MO'S 制作）
岡田眞太郎（劇団トム論・NPO劇研）

●問い合わせ
メール：info@ctt.main.jp（C.T.T.事務局）
電話：075-761-1385（左京東部いきいき市民活動センター）
ブログ：https://cttkyoto.jugem.jp/