【1/24(土)】C.T.T.京都 vol.126【Nakayubi.／灯座】

「C.T.T.」とは、Contemporary Theater Trainingの略で「現代演劇の訓練」を意味する試演会の場です。今回は2組（Nakayubi.／灯座）がおよそ30分の作品を連続で上演します（＊上演順未定）。

●Nakayubi.
『Nobody's Home』

作・演出・出演：神田真直

・Nakayubi.
1993年大阪生まれ。2013年、同志社大学の学生劇団・第三劇場に入団し、2014年に劇団なかゆびを結成。以降、劇作家・演出家・俳優として京都を中心に活動。2024年に劇団を解散し、ソロプロジェクト Nakayubi. を始動。

・上演にあたって
本作では、あえて携帯電話の電源を切らずに観劇してもらいます。通知もアラームも音量をオンにしてください。電話の場合は出ても出なくても結構です。

・あらすじ
そのシェアハウスには６人の男女が住んでいる。物語に登場するのはそのうちの４人。登場しないうちの１人は旅行に行っていて、１人は仕事に行っている。登場する４人のうちの１人の男と女が交際していて、そのことは皆知っている。カップルの２人は喧嘩中で、その理由はわからない。もちろん、誰もが問題を抱えて生きている。

・推薦文（杉山準）
挑戦的な演出が印象に残っています。まだ自分の作品スタイルを模索しているのかもしれませんが、ぜひチャレンジを続けて欲しいと思います。演劇の研鑽を積むためにドイツに行っていたと伺いました。その向学心にも期待しています。

●灯座
『勝手に全国！〜そうめん大量、ねぎ少々〜』

脚本・演出：あららぎ ぽぽ
出演：nen、あららぎ ぽぽ、はまだだいすけ

・灯座
ジャンルとしての"灯座"を確立すべく活動している劇団。直近2年の京都学生演劇祭に出場し、2024年に演出賞・審査員奨励賞・TOWA賞、2025年には観客賞を受賞。観客をゆるく巻き込む作品を特徴とし、観客と出演者の境界をなくし、「その場にいる皆で楽しむこと」を目指している。

・あらすじ
私たちを支配する謎の地底人タロちゃん。目的は私たちを食べること…！？
やつは善か悪か何者か。私たちが分かり合える日は来るのだろうか。

・上演にあたって
灯座は普段、劇場に合わせた作品作りをしています。しかし、今回は他の劇場での再演という挑戦をします。また、先日出場した京都学生演劇祭で全国学生演劇祭への出場を果たせなかった悔しさを胸に"灯座的再演"をします！という気持ちは頭の片隅において、皆で全力で楽しみましょう！

・推薦文（岡田眞太郎）
灯座の作品に立ち会ったのは2回。京都学生演劇祭2024での『夏に忘れ物』。2025年6月にTHEATRE E9 KYOTOで行われた若手ショーケース企画での作品『あの日の忘れ物』。（京都学生演劇祭2025は予定あわず）
よい脚本を書きたい。よい演出をつけたい。よりよく演じたい。そうした創作者個々人の願いなど、「その場に居合わせた人たちで作品を立ち上げること」と比べたら瑣末なもので、「作品を作る」とは作品を作ることなのだ。というトートロジーが、観劇後に僕は妙に腑に落ちました。
特に型と型のつなぎに企みの面白さを感じられたらと期待しています。

●上演日時
2026年
1月23日（金）19:00
1月24日（土）14:00
＊受付開始・開場は開演の30分前

●会場
左京東部いきいき市民活動センター 集会室
（京都府京都市左京区鹿ケ谷高岸町3－2）

●チケット料金
予約1200円
当日券1500円
＊すべて当日窓口精算

●主催
C.T.T.京都 事務局
京都市左京東部いきいき市民活動センター

●C.T.T.京都 事務局
杉山準（NPO劇研／演劇プロデューサー）
田辺剛（劇作家・演出家／下鴨車窓 代表）
丸井重樹（演劇制作者／THE GO AND MO'S 制作）
岡田眞太郎（劇団トム論・NPO劇研）

●問い合わせ
メール：info@ctt.main.jp（C.T.T.事務局）
電話：075-761-1385（左京東部いきいき市民活動センター）
ブログ：https://cttkyoto.jugem.jp/